交通事故によるむち打ち症は多く、自己の衝撃で首が鞭のようにしなることで筋肉や靭帯などを損傷します。しかし、衝撃は首だけに留まらず上半身全体がその対象となります。

したがって、治療の際には身体全体をみる必要があり、ポイントとなるのは「多裂筋(たれつきん)」という筋肉です。

多裂筋は様々に構成される仙骨、尾骨から形成される背骨の際(きわ)に付く小さな筋肉で、背骨を支えるために重要な役割があります。それゆえに治りにくいという特徴があります。

むち打ち症の治療を受ける際は、多裂筋を治療できる整骨院・鍼灸院がおススメです。

事故直後は興奮状態も相まって痛みなどの症状が感じないこともあります。よって、徐々に症状が強くなるケースも少なくありません。交通事故によるむち打ち症は5種類に分類されます。

①頚椎捻挫型

症状の強さは、横になる辛いほどの強い痛みから、寝違えたような違和感まで幅広くあります。

②神経根型

神経の圧迫のため、上肢の痺れや腕に広がる痛み、感覚障害などが起こります。

③バレー・リュー型

頭痛、目まい、吐き気、耳鳴りなどが生じるタイプで、原因として考えられるのは「多裂筋」です。また、交感神経が優位になることも発症要因になると考えられています。

他にも脊髄症状型、脳脊髄液減少型などがあります。

放置していると、徐々に症状が悪化することがあります。

さらに、放置すると筋力低下にもつながり、日常生活を送るにも負担がかかり、回復が遅れる傾向が強くなります。

また、交通事故由来であれば、放置することで事故との因果関係が認められなくなり、自賠責保険の適用外となるケースもあります。したがって、事故当日や遅くても翌日までに治療を開始する方がその後の手続きがスムーズに進みます。

当院では、むち打ち症を首だけの問題だけでなく、上半身全体の問題と捉えております。

上述した通り、むち打ち症解消には多裂筋がポイントとなります。そこで、当院では徒手療法や鍼療法で、多裂筋を含めた上半身全体を適切に治療するために、特注の昇降ベッドを使用しています。

首の痛みが強いときは、ハイボルテージ療法（電気療法）で急性期の痛みが楽になるようにしていきます。電気療法ですが痛みはないのでご安心ください。

当院では、基礎医学に基づいた高い技術と豊富な経験をもとに、交通事故による怪我やむち打ち症を治療していきます。

他にも、交通事故に関する保険手続きやお悩み相談も承っております。どうぞお気軽にご相談ください。