膝が痛くなる原因は様々ですが、整骨院の治療で重要になるのは「筋肉」との関連です。

代表的な膝の痛みの疾患を解説します。

①筋肉性の痛み

レントゲンなど画像検査で異常がない場合、筋肉が原因であることがほとんどです。

スポーツでの酷使、運動不足、加齢などの要因で膝が痛くなることが考えられます。

②変形性膝関節症

女性に多く高齢になるほど罹患率は高くなります。原因は老化、肥満、遺伝的素因、スポーツなどで徐々に摩耗して発症することもあります。

③鵞足炎(がそくえん)

お皿から5cmほど下がった所のすねの内側が痛む疾患で、スポーツや膝をひねるような動作が原因となります。

④ジャンパー膝

スポーツをしている男性に多い疾患で、ジャンプやダッシュ、ストップなど急激な動作をするスポーツにみられるオーバーユースによるものが原因です。

⑤ランナー膝

原因はランニングで、膝の曲げ伸ばしを頻繁に繰り返すことで炎症を起こして発症します。

⑥半月板損傷

半月板は膝にかかる荷重の分散や衝撃の吸収をする役割があり、スポーツや交通事故などの外力で発生することもあれば、加齢による経年劣化で損傷することもあります。

⑦関節リウマチ

関節に炎症をおこすため、黄色く濁った関節液が膝にたまって腫れます。

①準備運動

準備運動などのストレッチで体を温めてからスポーツをしてください。

②入浴

運動後は入浴で疲労をとるようにしましょう。その際のストレッチも効果的です。

③定期的なケア

定期的に整骨院などでケアするようにしてください。膝の痛みのほかに様々な疾患予防につながります。

③適度な休息

適度に休息をとるようにしましょう。

④足に合ったシューズ

足に合わない靴やソールは足への負担を生みます。クッション性がある靴を選ぶようにしてください。

⑤減量

肥満は膝に負担がかかります。

しかし、無理な減量はリバウンドにつながるので、目安として1ヶ月で5％の減量するようにしましょう。

当院では、膝疾患の治療は膝関節のみならず股関節周囲の筋肉が重要だと考えています。

そこで、膝関節を構成する筋肉である、大腿四頭筋・鵞足筋(薄筋、縫工筋、半腱様筋)や、大腿筋膜張筋・中殿筋・大殿筋・外側広筋などをケアします。

どのような動きで痛いのかを、問診や徒手検査で分析して以下の施術で治療していきます。

①徒手療法(MT-MPS)

徒手で筋肉をほぐし、動きやすい状態にして治癒を促します。

②鍼療法(AT-MPS、トリガーポイント鍼療法)

鍼療法の組み合わせをご提案しますが、強制ではありません。

③ハイボルテージ療法

電気治療によって痛みの緩和と治癒を促進させます。痛みの神経は交感神経が優位になっているため、それを抑制して痛みの解消に繋げます。興奮した交感神経を抑えることは血行促進にも繋がり、痛み物質を溜まることを防いで質の良い組織に生まれ変わりやすくなります。

④ハイボルテージと超音波

コンビネーション療法は、鎮痛効果・血流増大・炎症と痛み物質の除去・筋緊張の緩和が期待できる治療法です。

膝の痛みでお悩みの方は、我慢せずに当院までお任せください。