半月板とは、膝関節の大腿骨と脛骨の間にある線維軟骨です。内側と外側にあり、体重の負荷を分散させるクッションと、関節の位置を安定させるスタビライザーの役割があります。

半月板損傷に至る原因は大きく2つ。

まずは、スポーツ時に膝をひねったり、強い衝撃を受けることが原因で、前十字靭帯の断裂をともなって損傷することもあります。

次に、加齢で半月板が劣化して、傷つきやすくなり軽い外力で損傷することがあります。

主な症状は、激しい痛みとともに起きる‘’ロッキング現象‘’です。これは、損傷した半月板が膝の中で挟まることでロックして動かなくなる状態です。

また、受傷直後は関節に血がたまったりすることもあります。

当院では、半月板損傷や筋肉への治療など、以下の保存療法に特化しています。

①徒手療法(MT-MPS)

直接患部にアプローチできる状態であれば、徒手で大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)を中心に下半身を医学的に治療していきます。硬くなった筋肉を懐柔することで血行状態も良好にして治癒を促します。当院では、重点的にアプローチするところを決め、筋肉を治療することで【根本改善】を目指します。

②鍼療法(AT-MPS、トリガーポイント鍼療法)

鍼に対する許容度や症状に応じ、鍼療法をご提案しております。鍼によって徒手療法ではアプローチできない箇所を刺激することができるので、治癒反応を促進する働きがあります。

鍼治療は強制ではありません。

③ハイボルテージ療法

ハイボルテージは「電気治療」のことで、痛みの緩和と治癒を促進させます。痛みのない高電圧刺激を皮膚から流し、交感神経を抑制させることで痛みの抑制に繋げます。

それと同時に血行が改善されると、酸素や栄養素が運ばれ、質の良い組織に生まれ変わりやすくなります。

④コンビネーション療法

ハイボルテージによる鎮痛・血流増大効果と、超音波による炎症と痛み物質の除去・筋緊張の緩和を組み合わせた治療法です。そこに運動療法も組み合わせることで膝関節の動きを改善する効果があります。

⑤運動療法

他動運動や抵抗運動で半月板損傷からの改善を目指します。

半月板損傷のことなら、当院までご相談ください。